老人ホームの基礎知識・老人ホームの選び方

特別養護老人ホームのユニットケア型その2

 

ユニットケア型でしたら、集団生活を送るという今までの老人ホームの姿勢と違って、本人の習慣を尊重してくれます。
例えば、生活の基本になっている、起床、食事、入浴、就寝、これらの時間は、人によって違いますよね。お仕事の関係や、家族との関係で、長年の習慣も人、それぞれですよね。
何時に起きて、何時に食事をする、何時に寝るということは、当たり前ですが、三者三様です。

 

 

そんな方であっても、老人ホームに入居したら、施設であらかじめ決められたスケジュールに合わせて起きたり、食事をしたり、お風呂に入ったりしなければなりません。これは、高齢者の方々にとって、ストレスにも繋がると思います。何十年もその生活を続けてきたのに、老人ホームではその生活習慣を変えなくてはならないのですから、とても大変なことだと思います。

 

 

ということで、老人ホームのペースに合わせることなく、今までの個人のペースで生活できるように、職員がサポートしてくれるシステムがユニットケアなのです。起きる時間が早い人もいれば、午前中はゆっくり起きるという人もいるでしょうし、夜、早く就寝する方もいれば、遅くまで起きている習慣の人もいるわけです。それを最大限に尊重してくれるのがユニットケア型サービスであり、このシステムは、実際に高齢者の方にも人気があります。また、街の床屋さんに行きたいとか、美容院に行きたいとか、外出が自由に出来て、面会に来た家族と一緒に外出することも自由に楽しめます。