老人ホームの基礎知識・老人ホームの選び方

老人ホームの情報

 

みなさんは、「介護サービス情報公表システム」というものを聞いたことがありますか?この公表システムは、介護サービス事業を行っているところや、老人ホームなどの施設が、運営状況や、提供サービスなど、自分の施設の情報を公表するものです。

 

 

これはどのような目的で行われているのかと言いますと、介護保険の基本となっている、「利用者本位」の理念です。老人ホームなどの利用者側が、事業者を自由に選択出来るように公表されている情報公開システムであり、これには、基本情報と調査情報のふたつがあります。

 

 

まず、公表の対象となる施設は、訪問介護を行っているところや、老人ホームなどの入所施設など、様々です。また、介護保険法の指定事業者であったとしても、常時に介護を行っていない事業所、また、年間のサービス提供から得る収益が、100万円以下の施設は、介護サービス情報公表システムの対象になりません。

 

 

公開される情報の中の、ひとつである、基本情報とは、施設事業者や名称、また、所在地、電話番号、それから、設備や利用料金、従業者数などの情報です。これらは、事業者や施設から報告があった内容を、そのまま公表しているものです。

 

 

そして、もうひとつが、調査情報の公表です。事業者が公表する情報について、調査員が直接、施設を訪問してチェックします。情報として与えられたものに対して、根拠や事実を調査して、確認し、その結果を公表しています。この調査情報は、いくつかの項目によって構成されています。