老人ホームの基礎知識・老人ホームの選び方

老人ホームと種類その2

 

自分の親ですから、本来ならば、子供が引き取って、家で介護や世話ができれば、それが一番良いことです。ですが、実際は、仕事をしていたり、住宅事情もあったりで、なかなかそうは行かない方も多いと思います。そこで、老人ホームに入るという選択肢も出てくるわけです。

 

 

みなさんも、40代、50代になると、親の老後の生活の問題は、とても身近な問題になってきます。持病を抱えている親でしたら、特に、将来の介護についても、早いうちから考えなければなりませんよね。

 

 

さて、老人ホームと一言で言っても、その種類はいろいろあります。その種類が違えば、提供されているサービスの内容も違ってきますし、負担額も変わってきます。また、そこへ入居できる資格が必要なケースもあるでしょう。ここでは、老人ホームの種類と、その詳細についてご紹介していきたいと思います。

 

 

まず、良くみなさんもご存知だと思いますが、一般的な施設が「養護老人ホーム」です。養護老人ホームは、どのようなサービス内容かと言いますと、原則として、個室、または、2人部屋となっています。そして、日常生活に必要なサービスを提供している施設です。

 

 

養護老人ホームに入所できる要件としては、原則として、65歳以上です。その上、身体上、精神上や、また、環境上、及び、経済的などの理由によって、居住での介護が受けられない方を対象としています。ですから、養護老人ホームに入居するには、市町村など自治体の入所判定が必要となってきます。