老人ホームの基礎知識・老人ホームの選び方

老人ホームと医療費控除その1

 

みなさんは、医療費控除というシステムをご存知でしょうか?病院にかかって長引くことがあると、その費用はとても大変ですよね。家計が高額な医療費で大変になってしまった場合、確定申告をすると、対象となる分のお金が戻ってくるというものです。

 

 

家庭で支払った、医療費の総額が、月あたり10万円か、また、年間の所得が200万円以下の人でしたら、所得の5パーセントを超えた際、確定申告でお金が戻ってきます。2月16日から3月15日、この期間に確定申告をしておけば、収入に応じた所得控除が受けられるシステムです。病院で自己負担してきたお金に対して、この制度が利用できるということは、ご存知の方も多いと思います。

 

 

同じく、介護費用として老人ホームなどの介護施設などに払ってきた自己負担額分についても、実は医療費控除が受けられることをご存知でしたか?そして、特徴としては、確定申告の期間は関係なく、申請ができることです。ですから、老人ホームに入居している家族がいる場合、医療費控除は是非、知っておいてほしいシステムですが、残念ながら、すべての老人ホームや、介護費用が対象になるのではありません。

 

 

家庭における医療費控除でしたら、病院に支払った治療費、医薬品の購入費、また、通院費用や往診費用なども対象になります。それから、入院時の食事療養や、生活療養にかかった費用、歯医者にかかった費用も対象です。また、歯科の保険外費用、妊娠から産後までの診察や、出産費用、また、はり、きゅう等の施術費も対象となります。