老人ホームの基礎知識・老人ホームの選び方

有料老人ホームの費用その2

 

有料老人ホームの入居金の内訳は、どのようになっているでしょうか?
入居金の内訳は、入居申込金、それから、施設協力金、終身利用権や入居保証金、前払い分施設利用料などがあります。

 

 

この中に、みなさんも聞きなれない言葉で、終身利用権と言うものがありますよね。これは、施設に入居している限り、その方は施設を利用できるという権利です。
この終身利用権の金額に対しては、償却期間が設けられているケースが多いということです。
償却期間内で施設を退去した場合、終身利用権については、規定されている計算方式で算出された額を退去者に返金する形が取られています。

 

 

この償却期間は老人ホームによって、違っていたり、年齢によっても違っていたりします。一般的には2年から8年程度となっていますが、多いのは5年間に設定されているところです。入居時には、費用がかからない老人ホームもなかにはありますが、その分、月々の費用が高くに設定されている施設もあるでしょう。

 

 

それから、月額費用とは、食費、管理費、介護サービスにかかる費用などです。これらの費用については、施設のパンフレットなどに、記載されていますが、基準はありませんので、施設によって違っています。

 

 

例えば、月額費用の中には、食費が含まれていない金額を掲載している施設もあるでしょう。
管理費の内訳が別になっていることもありますので、月額費用の項目は、老人ホームによって様々な形が取られています。毎月の利用料に何と何が含まれての金額なのか、含まれていないものは何か確認しなければなりません。