老人ホームの基礎知識・老人ホームの選び方

老人ホームと認知症その1

 

みなさんの身近に、認知症の方はいらっしゃいますか?高齢の両親と一緒に暮らしている方などは、認知症という病気は、もはや他人ごとではないと思います。高齢者には良く起こる病気のひとつとして、知られていますよね。

 

 

何らかの原因で、脳が萎縮したり、働き破壊されたりする病気が認知症であり、脳の神経細胞に障害が起こる疾患です。症状としては、新しいことが覚えられない状態になったり、それまでの知識もなくなったりします。
また、時間や場所などがわからなくなることもあるほか、判断能力がなくなったり、集中力が落ちたり、人によって起こる症状は様々です。重症な場合ですと、食べ物を噛むといった、人間の基本的動作も出来なくなるほど障害が出る方もいます。

 

 

そもそも、認知症は症候群という分類のされ方であり、症状の総称のため、ちゃんとした病名ではありません。原因となっている疾患については、年々明らかになっている現状ですが、解明されていない部分も多いことから、有効な治療方法がありません。中には、徘徊したり、攻撃的になったり、介護するほうに、精神的な負担が多くかかるケースもあります。

 

 

このようなことから、認知症の方であっても、入所できる老人ホームがあります。認知症の程度が軽いケースでは、老人ホームの、グループホーム利用も可能です。ですが、グループホームという場所は、そもそも、食事や排泄など、また、歩行などそうですが、自身の身の回りのことを自分で出来るという方が、集団生活をする施設です。